名前 |
説明 |
V$DATAFILLE |
データファイルに関する情報を示す。制御ファイルからデータファイルの情報を取得するため、各ファイルごとのSCNの記録を確認できる。 |
V$ARCHIVED_LOG |
アーカイブされたREDOログファイルに関する情報を示す。示しているのは完全にアーカイブが完了されたものだけ。COMPLETION_NAMEを参照すると、アーカイブの完了した時間が分かる。 |
DBA_DATA_FILES |
データファイルに関する情報を示す。どの表領域にどのデータファイルが関連付けられているか、各データファイルの現在のサイズなどを確認できる。 |
V$DATABASE |
制御ファイルからデータベース全体の情報を示す。データベースの作成日や名前、アーカイブログモードを確認できる。 |
V$FILESTAT |
ファイルごとの読み込みおよび書き込みに関する統計情報を示す。特定のファイルに集中していないかを把握し、I/O分散に役立つ。 |
DBA_TABLESPACES |
表領域の詳細情報を示し、表領域に設定されたデフォルトの記憶域を確認できる。各表領域に関連付けされたデータファイルを各にする場合は、DBA_DATA_FILESビューを参照する必要がある。 |
V$LOGFILE |
オンラインREDOログファイルの配置場所や各ファイルのグループ番号を確認できる。同じグループに複数のメンバーが存在する場合は、多重化されていることを意味する。オンラインREDOログファイルは多重化推奨。 |
DBA_FREE_SPACE |
各表領域にある空き領域に関する情報を示す。1行が表領域内の錬毒空き領域を表す。合計での空き領域が多くてもエクステントは連続ブロックで獲得されるため、連続した空き領域が必要である。 |
V$_LOG |
現在のログ順序番号や各ファイルのサイズが確認できる。STATUS列に、現在書き込み中のログやアクティブ状態のログを判別できる。 |
DBA$SEGMENTS |
全データベースセグメントの情報を持ち、核セグメントのサイズなどを示す。次に獲得するエクステントのサイズを示すNEXT_EXTENTは空き領域不足の回避に使う。 |
V$LOG_HISTORY |
オンラインREDOログファイルの履歴を示す。ログファイルに書き込まれた最初のSCNの履歴やその最小SCNが書き込まれた時刻などを確認できる。その時刻を元に1日にログスイッチが何回発生したか計算できる。 |
DBA_EXTENTS |
各セグメントのエクステント詳細を示すビュー。参照結果の1行が1エクステント分の情報を表している。 |
V$CONTROLFILE |
制御ファイルの格納場所を確認できる。2つ以上のファイルが示される場合は、制御ファイルは多重化されている。制御ファイルは多重化推奨。 |
DBA_OBJECTS |
表や索引、ビューなどのデータベースオブジェクトをすべて示す。オブジェクトの所有者、名前、オブジェクト番号、作成日時なども確認できる。 |
DBA_TABLES |
データベース内の全表を示し、各表の設定などを確認できる。使用済みブロック数や未使用ブロック数、発生している連鎖行、移行行数などの情報が得られる。ANALYZEコマンドによって統計が取得されていなければNULLで表示される。 |
DBA_ROLLBACK_SEGS |
ロールバックセグメント専用のビュー。ロールバックセグメントもセグメントの1つであるためDBA_SEGMENTSビューでも参照できるが、ロールバックセグメントの状態はこのビューでの確認となる。 |
DBA_TAB_COLUMNS |
すべての表、ビューの列の情報を示すビュー。各表やビューがどのような列構成で定義されているかを確認できる。 |
V$ROLLSTAT |
ロールバックセグメントの統計情報を示す。オンライン状態のロールバックセグメントのみを示し、ロールバックセグメントに書き込まれたバイト数や各ロールバックセグメントを使用している現在のトランザクション数などを確認できるので、ロールバックセグメントの見積もりに役立つ。 |
DBA_CONSTRAINTS |
制約に関する情報を示すビュー。各表にどのような制約が定義されているかを確認できる。ただし、制約が定義されている列を確認することはできない。 |
V$SORT_SEGMENT |
一時表領域に作成された一時セグメントに関する情報を示す。どのくらいのサイズの一時セグメントが何人のユーザに使用されているかを確認できる。 |
DBA_INDEXES |
データベース内の索引に関する詳細情報を示すビュー。現在のリーフブロック数や階層の高さを調べることができる。(要ANALYZE) |
DBA_USERS |
データベースに作成した全ユーザ情報を示す。各ユーザが作成された日時をはじめ、デフォルト表領域や一時表領域の設定などを確認できる。 |
DBA_SOURCE |
作成済みのPL/SQLのソースを確認できる。 |
DBA_SYS_PRIVS |
ユーザやロールに付与されているシステム権限を示す。WITH
ADMINオプションを使用して権限が付与されているかどうかも確認できる。オブジェクト権限は表示されない。 |
DBA_DB_LINKS |
データベース内のすべてのリンクに関する情報を示す。接続先データベースにログインする際のユーザなどを確認できる。 |
DBA_TAB_PRIVS |
ユーザやロールに付与されているオブジェクト権限を示す。TABLEだけでなくすべてのオブジェクト権限を示す。 |
DBA_DEPENDENCIES |
データベースオブジェクトは互いに依存関係を持つことがある。ビューは表を参照し、ストアドサブプログラム内でも表を参照する場合がある。オブジェクト間の依存関係を示す。 |
V$SGASTAT |
SGAの詳細情報を示すビュー。SGA内の各領域の情報を得ることができる。shared
pool、large pool、java poolの空きメモリ量を確認できる。 |
V$LIBRARYCACHE |
ライブラリキャッシュの統計情報を示す。SQLの共有化状況を確認するため、ライブラリキャッシュヒット率を計算する際に使用して、共有プールのチューニングに利用する。 |
V$DB_OBJECT_CACHE |
ライブラリキャッシュ内にキャッシュされているオブジェクトを示す。各オブジェクトが使用しているメモリのサイズやロードされた回数などを確認できる。 |
V$SQLAREA |
共有SQL領域についての統計情報を示す。同じSQLテキストであった場合に情報として1行返す。解析済みSQLの詳細情報を調査する際に使用し、各SQLのメモリ上のアドレスなどを確認できる。V$SQLは子カーソルに対して1行で情報を示す点で異なる。 |
V$SQLTEXT |
共有SQL領域上にあるSQLテキスト情報を返す。V$SQLAREAやV$SQLほどの詳細情報は参照できないが、キャッシュされているSQLテキストだけを確認する場合には便利。 |
V$ROWCACHE |
共有プール内にあるディクショナリキャッシュの統計情報を示す。ディクショナリキャッシュのヒット率を確認する場合に使用し、ヒット率が低い場合は共有プールのサイズをチューニングする。 |
V$BUFFER_POOL_STATISTICS |
データベースバッファキャッシュごとの統計情報を示す。PHYSICAL_READS列などを使ってデータベースバッファキャッシュのヒット率を算出し、サイズが適切かを調査できる。複数のバッファキャッシュごとのヒット率が分かる点でV$SYSSTATと異なる。 |
V$BH |
データベースバッファキャッシュにキャッシュされているオブジェクトの確認に使用する。OBJD列はオブジェクト番号を示しており、DBA_OBJECTSにあるDATA_OBJECT_ID列の値と等価である。 |
V$PROCESS |
現在アクティブなプロセスの情報を示す。オラクルで割り振られたプロセス番号だけでなく、OSのプロセス番号も確認できる。ADDR列はV$SESSIONのPADDR列との結合に利用できる。 |
V$DISPACHER |
ディスパッチャプロセスの詳細情報を示すビュー。ディスパッチャプロセスの負荷状況を確認することができるため、負荷が高い場合はディスパッチャプロセスの増加を検討する。 |
V$SHARED_SERVER_MONITOR |
共有サーバプロセスをチューニングするための情報を示す。現在のプロセス数だけでなく、最も増加したときのプロセス数などを示すOracle8iまではV$MTSだったが、Oracle9iから名称が変わった。 |
V$RESORCE_LIMIT |
リソースのパラメータ設定値や使用状況を示す。初期化パラメータで設定した値に対して、現在の使用量や最大リソース消費量などを示す。必要があればパラメータ値の変更を検討する。 |
V$SESSION |
現行セッションごとのセッション情報を示す。セッションの監視に使用する。どのユーザがどこの端末からいつごろから接続しているかなどを確認できる。SID列をもとにほかのビューと結合して使用される。 |
V$LOCK |
現在保持されているロックに関する詳細情報を示す。V$SESSIONやV$SQLAREAとともに使用して、ロックの開放を持っているセッションやその原因となっているSQLを特定できる。 |
V$LOCKED_OBJECT |
ロックされているオブジェクトのIDなどを示す。このビューのOBJECT_ID列とDBA_OBJECTSビューのOBJECT_ID列を結合することで、ロックされているオブジェクトの名前を調査できる。 |
V$TRANSACTION |
アクティブなトランザクションの詳細を示す。このビューのADDR列とV$SESSIONのTADDR列を結合し、セッション情報と絡めて確認することも可能である。 |
V$SYSSTAT |
システム全体の統計情報を示すビュー。統計ごとの統計番号、統計値を確認することができる。Oracleチューニングするにあたっての情報を示してくれる。 |
V$SYSTEM_EVENT |
イベントごとの待機情報を示す。パフォーマンスボトルネックを発見できる。パフォーマンス問題が発生したときにまず参照すべきビューです。 |
V$WAITSTAT |
ブロック競合の統計情報を示す。V$SYSTEM_EVENTでbuffer
busy waits待機イベントが問題になっていることが確認された場合、競合がおきているのがデータブロックかロールバックセグメントかを判別できる。 |
V$LATCH |
ラッチ別の統計情報を示すビュー。各ラッチごとの詳細な統計を確認できるため、ラッチの競合が問題となっていないかを調査できる。注目すべきラッチには、cache
buffers lru chainsやlibrary cacheなどがある。 |
V$SESSTAT |
V$SYSSTATがシステム全体の累計値を示すのに対し、セッションごとの統計値を示す。システムレベルでは分からなかったことが分かる。 |
V$STATNAME |
統計番号と統計名のみを示すビュー。V$SESSTATには統計名がないため、統計番号をもとに結合して統計名を得る。 |
V$MYSTAT |
V$SESSTATはすべてのセッションの統計情報を示すが、このビューを参照したセッションのみの統計情報を示す。 |
V$SESSION_EVENT |
セッションごとのイベント待機情報を示す。V$SYSTEM_EVENTはシステム全体の待機情報を示すが、どのセッションで特に問題が発生しているかを特定できる。 |
V$SESSION_WAIT |
V$SESSION_EVENTはセッションごとの待機情報の累計値を示すが、このビューは今まさにセッションが待機しているリソースやイベントのみを示す。 |
V$SYSTEM_PARAMETER |
インスタンスで現在有効になっている初期化パラメータ値を示すビュー。ALTER
SESSION文でパラメータ値を変更した後は、このビューで変更後の値を確認できる。 |
V$PARAMETER |
各セッションで現在有効になっている初期化パラメータ値を示すビュー。ALTER
SESSION文でパラメータ値を変更した後は、このビューで変更後の値を確認できる。 |
NLS_DATABASE_PARAMETER |
データベースレベルで設定されたNLSパラメータ値を示す。同様にNLS_INSTANCE_PARAMETERSはインスタンスレベルで、NLS_SESSIONE_PARAMETERSはセッションレベルで設定されたNLSパラメータを示す。 |
DICTIONARY |
データベース内のデータディクショナリを一覧できるビュー。それぞれのビューに対してコメントがついており参照すべきビューのヒントを与えてくれる。 |